のと115とは
のと115は、世界農業遺産・能登の自然が育む、
大きくて肉厚な原木しいたけです。
別名「山のあわび」ともよばれるのと115のことを、詳しくご紹介します。
世界農業遺産とは?
世界農業遺産は、2002年に食料の安定確保を目指す国際組織「国際連合食糧農業機関」によって開始されたプロジェクトです。近代化が進む中で失われつつある、その土地の環境を生かした伝統的な農業・農法や文化的文化的資源を活用しつつ、生物多様性の保全や生物資源の持続的な利用を図っています。
日本では、能登と佐渡が最初の世界農業遺産として選ばれました。能登の自然環境の特徴として、朝晩の寒暖差が大きく、土の微生物も多いといわれており、農業に適した土地が豊富に存在します。その豊かな自然のなかで、道田農園の「のと115」が栽培されています。
のと115の「115」とは?
のと115の「115」は、「菌興115号」という菌の品種名が由来です。「菌興115号」鳥取県の日本きのこセンターで生まれた品種で、一般的なしいたけに比べて大きく肉厚に育ちます。
「菌興115号」は栽培できる環境がかぎられており、能登の自然は栽培に適した地域のそのひとつ。能登特有の、高い山が少なく、農業に適した土地だからこそ育てることができる希少なしいたけです。
原木栽培とは?
しいたけの栽培方法には、「原木栽培」と「菌床栽培」があります。
栽培方法はそれぞれ、
・原木栽培…自然栽培
・菌床栽培…人工栽培
と言い換えることもできます。菌床栽培は湿度をコントロールした室内で人工的に栄養を与えながら育てるため、生産が安定し、収穫も早いのが特長。
対して原木栽培は古来から行われてきた栽培方法で、ナラ、コナラ、しいのき等の自然材に植菌し育てる方法です。自然の森の中でしいたけを育てるため、非常にてまひまがかかります。その分香りがよく、大きく肉厚で、なによりおいしいのが特長です。
ブランド名「のとてまり」は、道田農園が育てると同じ品種「のと115」であり、同じ品質のしいたけです。
しいたけは栄養いっぱい
しいたけにはビタミンDや食物繊維、うまみ成分のグアニル酸など、豊富な栄養が含まれています。生活習慣病の予防や便秘の要望といったさまざまな健康効果があるといわれています。
- ビタミンD
- カルシウムの吸収を促進するビタミンDが豊富です。
- グアニル酸
- 3大うま味成分のひとつ、グアニンル酸が含まれています。
- 食物繊維
- 食物繊維は、腸の中で有用な細菌を増やすとともに、コレステロールや発がん物質を吸着し体外へ排出する効果があると言われています。
- エリタデニン
- 血中コレステロール値を下げるエリタデニンが含まれています。
- レンチナン
- NK細胞など免疫活性力を高めるとともに、抗腫瘍(がん細胞増殖抑制)効果のあるレンチナンが含まれています。抗がん剤の成分として、医療現場で活用されています。